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じっくり茶の淹れ方〜じんわり沁みる旨みを一杯に〜

みなさま、こんにちは。
これまでのブログ記事では、「かおり冷茶」や「氷冷茶」など、冷たいお茶の楽しみ方をご紹介してきました。

そして今回は、少し毛色の違う“あたたかいお茶のスタイル”をご紹介したいと思います。
その名も——「じっくり茶」。
冷たさだけでなく、旨みの余韻をとことん味わいたい方にこそおすすめしたい、
低温でじっくり抽出する、時間を楽しむお茶です。

今回では、じっくり茶とは何か?じっくり茶を淹れる手順やコツなどご紹介できればと思います!


じっくり茶とは?

「じっくり茶」は、50〜70℃の低温のお湯で、じっくり時間をかけて旨みを引き出す淹れ方です。

「かおり冷茶」や「氷冷茶」と比べると、温度は少し高め。
でも、沸騰したお湯ではなく、ぬるめのお湯でゆっくり淹れるからこそ、
茶葉が持つまろやかな甘みと、澄んだ旨みがしっかりと引き出されます。


じっくり茶の淹れ方(基本レシピ)

【低温抽出式|基本レシピ】

用意するもの(1人分)
・茶葉:4g(玉露・かぶせ茶・高級煎茶など)
・お湯:40ml(温度は約60℃がベスト)
・急須 or 小ぶりの茶器

- 手順

① 茶葉4g用意


② 用意した茶葉を急須に60℃のお湯を40ml注ぐ

③ じっくり2〜3分ほど待つ


④ 温めた湯呑みにお茶を注いだら完成


美味しく楽しむコツ

・温度が命です! 沸騰したお湯は冷ましてから使いましょう。目安は、湯呑みに2〜3回移すと60℃くらいに下がります。

・湯呑みを温めておきます!温めておくことでお茶の香りが強くなります。


・二煎目・三煎目は温度を少しずつ上げながら、違った表情の味わいを楽しむのもおすすめです。


こんなときにおすすめ

・仕事終わりにゆっくり気持ちを落ち着けたいとき

・本を読みながらじっくりと味わいたい時間

「時間をかけて淹れる」=「自分のための贅沢な時間」
そんな感覚が味わえるのが、じっくり茶の魅力です。


🛒 じっくり茶におすすめの茶葉もご紹介!

[▶ 丸政園 花飾 狭山香り]
低温で抽出すると、驚くほどなめらかで濃厚な旨みが広がります。
一煎目の感動は、ぜひ味わってほしいひととき。

🌿 ちょっと贅沢なひと時を過ごしたい方におすすめです!


最後に

急須にお湯をそっと注いで、茶葉が開くのを待つ時間。
ただそれだけのことが、心に余白をくれる気がしませんか?

お湯の温度を下げることで、心の温度は少し上がる。
そんな一杯を、ぜひ味わってみてください。