Uji Cha
宇治茶
静岡茶、狭山茶と並んで「日本三大茶」と言われる言わずと知れた日本茶の名産地。
日本緑茶発祥の地として、玉露や抹茶などの上品で味わい深い日本茶が作られます。

宇治茶の栽培は13世紀初めの鎌倉時代に栄西禅師から贈られたお茶から始まりました。室町時代には、足利義満の保護を受け、「宇治七名園」と呼ばれる茶園が興るなど、宇治茶の地位が確立されました。
宇治を含む京都山城地方は、茶の栽培に理想的な気候条件を備えており、昼夜の寒暖差や適切な降雨量、気温に加えて、宇治川から発生する川霧が茶葉に直接日光が当たるのを防ぎ、新芽を柔らかく保つことで、旨味成分の豊富な茶葉が育ちます。
理想的なテロワールで生育された茶葉は浅蒸し製法によって仕上げられ、ピンとした針のような茶葉からは、澄んだ淡い色のお茶が抽出されます。一見少し薄そうな色味に見えますが、上品で深い味わいを持つお茶になります
Kyoto Uji
宇治茶が生まれる地

宇治茶は京都府の宇治市とその南にある宇治田原や和束などを含む山城地方を中心に生産されています。京都の茶葉はもちろん、三重や滋賀、奈良で生産された茶葉も使用されることがあります。
この地域は茶の栽培地としては理想的な気候条件を備えます。山城地方では山間に茶畑があり、周りの木々が茶園に日陰を作ることで、茶芽がゆっくりと成長し、カテキンが少なく、アミノ酸が多い旨味たっぷりのお茶が生まれます。また、山間地ならではの「山の香り」を感じ取ることができます。





Comments from Sabo
茶紡が語る宇治茶
茶紡が宇治の茶畑を訪れたのは2024年冬。
京都の宇治といえば、JR宇治駅、京阪宇治駅周辺に伝統的なお茶屋さんがたくさん立ち並び、日本茶カフェなどでもその美味しさを楽しむことができます。宇治の周辺では学校の裏や家の隣などでも大小問わずに茶畑を目にすることができます。
茶紡が訪れたのは宇治市から少し離れた山城地方の茶畑でした。車で向かう車窓からは山間の至る所に並ぶ茶畑が目に留まります。
山間にある茶畑はとても静かで落ち着いた時間が流れる。斜面沿いにある茶畑は、山間部を吹く抜ける風が心地良く、水捌けの良さと通気性がこの地のお茶にとって良好な条件が整っていることがわかる。訪れた冬は冬支度の様子で色も濃く、固い茶葉の印象だったが、春のイキイキした茶畑がとても楽しみだ。
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★ 茶紡イチオシの日本茶 ★
京都府綴喜郡宇治田原にある「小山園製茶場」のかぶせ煎茶・ごこう
一般的に玉露で使われる品種のごこうを使用し、新芽の育成期間中に覆いをかぶせ、日光を遮ることで、渋みが少なく、しっかりとした旨みとコクが特徴の味わい深い一煎が生まれます。
特に小山園製茶場のかぶせ煎茶・ごこうは宇治田原の山の旨みがあり、柔らかな渋みの中に、牛蒡のような香ばしさと出汁のような味わいを探してみてください。
農薬・化学肥料を使わない、有機農法にこだわっており、雑味が少なく茶葉本来の味わいが楽しめるのも特徴です。
初心者にも親しみやすく、日本茶の美味しさを感じさせる味わいとシンプルで可愛いパッケージは手土産やギフトにもぴったりです。
| 品種 | ごこう |
| 茶葉 | 5g |
| 湯 | 80cc |
| 湯温 | 50~60℃ |
| 浸出時間 | 60~90秒 |
Collection
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